このブログは、私shioと、現在、大平に暫定滞在中のsuwaが気ままに書いています。
書き手が複数人おりますので、コメントなどをいただきます場合、投稿者をご確認ください。

2010年12月30日木曜日

もろもろお断りと写真展示のお知らせ

長らく更新しなくて申し訳ありませんでした。
もう原因は明白でして、どツボに入って落ち込んでいたことが原因です。

本業が多忙でもあり、大平に行けない日も続いていたことも、もちろんですが、いやはや久しぶりに気分的にもう辛くてたまらんかってですねぇ。

というのも、この一年間で、大平ゆかりの皆様が三人お亡くなりになり、何が辛かったって、この事業記録をとることが肝であるにも関わらず、亡くなられたお二人のうち、お一方は、まだ事業が始まる前にお話を伺い、「また次の機会に詳しく聞こう」と思っていたのにも関わらず、かなわなかった方、もうお一人は、「アポイントをとっていたにも関わらず、不慮の事態で延期せざるをえなかった」ままの方だったんです。

もうあれだけ「今しかない」という気持ちで望んでいたにも関わらず、このていたらく。一期一会と言ってしまえばそれまでなんですが、あまりにも痛い経験でした。

だって、もう二度とお話を聞く機会はもてないんですもん。
先日、亡くなられた奥様の形見の杖と一緒にへんろ道で静かにたたずんでいたGさん。

3年前、喫茶店でご夫婦そろってお話を伺った際の穏やかな奥様のお顔、今回の痛い経験と一緒に一生忘れません。
「この人は、とにかく頼まれたらなんでも聞いてしまうから、もう少しなんとかならないのかしらと思ってたんだけど、とうとうなんともならなかったのよ」

と苦笑いしながら、でも本当に素敵なお顔で微笑まれていた奥様でした。ご冥福をお祈りいたします。
そんなこんなで、いつまでも後ろばかり向いていてもいけませんもんね。
大平の丸太小屋大作戦、仕切りなおしてこれからもがんばります。
というわけで、今年はほとんど何もできないままでしたが、ささやかながら、このお正月は撮りためた写真の展示をさせていただけたらと思っています。(本業の方では派手にやらかしてますが、こちらはしみじみと)
たかだか3年にも満たない時間の間に、もう5人の方を見送ってしまいましたが、お元気なときのご様子をおさめていたものもあります。
まだ作業中なのですが(苦笑)正月には間に合わせますので、お里帰りの皆様と一緒にぜひ懐かしむ材料として集会所にお立ち寄りください。
はぁ、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2010年11月21日日曜日

トレッキング・ザ・空海あいなん全部歩いたよ

例年、四国のみちの担当者でもあったため、全行程歩く作業はしてなかったのですが、今年は参加しました。しかしすごい人ですなぁ。
まんじゅうお接待班の観光課の皆さんも待機。
そして出発です!が!一緒に歩く予定の友人が、寝坊してしまったため、30分遅れでスタートしました。
愛南の側から越える柏坂(いつもは大平側からなので)は、本当に久しぶりです。良いお天気でよかった。
やや早足で歩くうちに、なんとか追いつくことができ、ぬきつぬかれつのペースで後ろの集団と同行多人
時代劇にでも出そうなよい道でしょ
坂きついんですけどね。昔は、この坂を越えて、魚を届けてくださっていたというんですから、どんだけえらかったんだか。
休憩所も人があふれていて、飲物とかも切れてしまってました・・・。
愛南町の林道のあたりは、もう芋の子洗うよう
しかし見晴らしはよいっすよぉ~
歩くには本当にちょうどよい季節で気温ですね。
ちょうどお昼ごろ、つわな奥に到着。ただ
座る場所にも困るほどにヒトヒトヒト
どんだけつまってるんだか
ここでコンサートの終演後に下山するのが本コースなのですが、途中、たまさかご一緒したお遍路さんにくっついていくうちに、ついつい先回りしてしまいまして
先導さんを抜かないようにと言われてたのも忘れ、てけてけと先頭になってしまいました。
というのも、実は、津島側の道で、先日掃除チェックし忘れてたところがあったので、気になってたわけでして
G太郎さんちの上の家の前では、酒まんじゅうのお接待をもらって、早々に降りました。
途中、どきどきでしたが、そんなに道のほうも荒れてなくて一安心。
気持ちよく友人と会話しつつの道中です。なんで歩いてるときって、あんなにしゃべるんだろう。普段は話さないようなことまで話してしまいますねー。
なんか開放的な気分になるけど、閉鎖された空間だからかなぁ。
このあたりは、多分紹介したことない道だと思います。歩きへんろさんの道なので、車は通れません。
大平街道とは、筋が違うけど、ちゃんと国道まで続いています。
そして、ここも緑緑。空気が美味しい。
へんろ椿の看板を眺めたら
見知った道が出てきます。
ススキの原っぱを越えると
国道へ出ます。やっぱり一番で戻ってしまった会場では、最後に出たのに早かったねーと声をかけてもらいましたが、ずるしたので、つい伏し目がちになる自分・・・。
そんな心の動揺に、梅茶の接待が染み入りますなぁ。
このイベント、おへんろさんの気持ちを感じることもできるし、お接待の文化の素晴らしさにもあらためて気付くことができます。
町でおへんろさんを見かけたら、照れずにぜひ声をかけてあげてほしいです。
そんなことを感じたさわやかな一日でした。
翌日、筋肉痛に苦しんだことは言うまでもありませぬ・・・。

2010年11月16日火曜日

おへんろ道のお掃除

トレッキング・ザ・空海あいなんに備えてのおへんろ道清掃にやってきました。
道々、かわいらしい木の実やお花が心を和ませてくれます
つわの花もまとめて咲いてるとほんとに綺麗ですよぉ~
草木も虫も36億年の命とのこと。
人間なんてまだまだですねー。
今日の伽はYくん。全部歩いたことがないとのことで、案内がてらの道行です。
人が歩いていて、やすらげる程度に緑を残し、切りすぎず取りすぎずというラインがまだまだ難しいところです。歩きにくいなぁと感じるところは切るのですが、多少うっそうとしていても、あった方が見た感じ和んだりするのが緑の不思議ですよねー。
そんなに多くはないのですが、紅葉も見られます。
こちらは水準点。460.1地点です。
こういう表示を見ると、髄反射的に息が苦しい気分にひたれるのは何故なんでしょう。
そしてつわな奥展望台。ちょっと曇ってて残念
その後、愛南町側の林道でchuさんに拾ってもらいました。
この林道、いったいどこでどういう風につながっているのか、いまだによくわかんないのですが、chuさんに解説してもらいなんとなくようやくつながりました。
山道は怖いので、あまり一人でドライブはできないしねー。
須の川のキャンプ場のあたりに出る道も教えてもらいましたが、きっと一人じゃよういかないです。

そんな新しい発見もあったお掃除でした。

2010年11月15日月曜日

訃報あいつぎ

今年に入って3人目となる大平関係の方の訃報が今しがた。
いろいろがっくり。
というか、もう少し何かできなかったかと悔やまれることも多いのですが、今はただ、ご冥福をお祈りするばかりです。
やすらかに。

2010年11月3日水曜日

今年ももちろんお尻とぺったん

11/3は、津島町では統一の秋祭りです。
毎年思うのですが、こんだけ大掛かりなのに、見る人が少ないのはもったいないですねー。
どこの地区も一度にお祭りがあるので、よその地区を見に行くこととかもできないわけでして、統一していいこともあれば残念なこともあり、一長一短だなぁと思います。

そんな大平地区も含まれる三島神社の秋祭りですが、今年も別のイベントの用事があったため、お旅所へ取材に。ぞろぞろと人が集まってきます。
立派な幟が風にそよいでますねー。
大平にも幟があるのですが、ちょっと虫食い状態のため、たててないんです。
新しくしてお祭りの日に幟をたてるのも夢の一つなのですが。
太鼓の子どもたち。いつも思うのですが、落とされそうな勢いで回るため、どきどきしてしまいます。
子どもたちの牛鬼と
大人の牛鬼がすすはらい。
待ち受けるところに
お神輿の登場です。もうこの時点でかなりTよ島さんあっぷあっぷな感じでしたが・・・。別の意味で見ている方がどきどき。
あい。ここからが本番なわけですよ。
恒例の・・・牛鬼のお尻におみこしがぺったんこの練りが披露されます。うーん、いつ見ても不思議すぎる。なぜお尻に・・・。文化の壁はでかいなぁ。そして、三回ぐるんと回って終了になるのですが、
これがまた何故にそこまで!と突っ込みたくなるくらい、やけに激しい!
頑張れー!
そして、無事お旅所におさめられると神事となります。
いやはや、えーもん見せていただきましたぁ♪
そんな秋のよき日でした