このブログは、私shioと、現在、大平に暫定滞在中のsuwaが気ままに書いています。
書き手が複数人おりますので、コメントなどをいただきます場合、投稿者をご確認ください。

2010年3月28日日曜日

大平年度末総会と送別会

平成21年度が終わりを向かえ、集落のみなさんが久しぶりに集会所に集まりました。昨年春に大平にやってきた4人組の任務も3月末をもって終わりとなります。これからいつもの酒盛りが始まるわけですが…、座が乱れないうちに記念撮影。撮影は、そこそこにして早く飲みたそうです…。 一年間お付き合い頂き、どうもありがとうございました。

一年間おつかれさまでした

さくら満開の丸山公園で開催された虹色さくらまつり終了後

27日に開通した津島ICを抜けて大平へ!
大平の皆さん、すごいっすよ。宇和島市内うちから30分で大平まで行くことができるようになりました!超快適です。みんなもんてきて~♪
そうです。S田さんの記事にもありますとおり、この日、大平4人組の送別会が行われたのでした。
みんなで記念撮影別バージョンの図
一人一人今後のことなどお話つつ、みんなと歓談。
大学受験準備のK井くん以外は、まだ次の人生が確たるものとなっているわけではないみたいで、そのためか、最後って気もあんまりしません。
とりあえず、みんな盆踊りにはもんてきてね。踊り手まだ確保できてないから。
そんな大平での暖かな夜でしたが、やはりY下さんには突っ込まれました。
「こんだけ大平のことで頑張ってここまでやってきて、お前たちのおかげで、いろんなことを見直すことができたけど、「はい異動」でお前は終わりになるんか?」
とのことですが、終わりにするわけないやないっすか。
持って異動しますがな。
前回も書きましたが、当然今後も関わらせていただきます。
で、新自治会長のK島さん(大平ではおっちゃん三人が一年ごとに交代で自治会長してます)にも正式に認めていただき、自分、晴れて「大平自治会員」にしていただきました。
行事連絡は、もれなく自分にもいただけることに♪
というわけで、改めまして、大平の皆さん、関係者の皆さんよろしゅうお願いいたしますm(__)m

大平巡礼

今日は3月最後の日曜日で、このあと大平の年度末の総会が行われます。
そのあとは4人組の送別会もして頂ける事になっています。そんな締めくくりの日ということもあり、久しぶりにお天気にも恵まれたので、大平を歩き回って神仏を訪ねてみたくなりました。
1年間お世話になったI家を出発し、まずは一番近い南光院さまへ。
正規の道を行くと遠くなるので、山の裏側に出る近道を行きます。他所のうちの畑を横切らせてもらうことになるので、多少恐縮しながら~、でも断りもせずに堂々と通らせてもらいます。
丈夫な猪よけの網が張ってありますが、通り抜けもできるようにドアがついています(⌒ー⌒)v ドアを抜けると、栗畑から望む大平有数の絶景ポイントに出ます。ここはほぼ東西南北の空がひらけて見えるので、夜空を見るのにも最適で、お気に入りの場所のひとつです。但し、人の畑ですが…。
そこからしばらくうねうねと山奥に入っていくと南光院さまに出ます。南光院さまは昔、高知のからいらしたお坊さんで、旅の途中で大平を通りかかったとき、この地ではやり病があるのを知り、素通りすることができずにここに留まり看病にあたったそうです。そして最後には自らも病にかかり命を落とされたという話です。ここでは神様として祭られていますので、二礼二拍手一礼。
さて、次は山の神さまへ向かいます。大平の中心、盆踊り広場を通過して、どんどん坂を下ります。
大平の入り口にある 川尻橋を渡り、再び山道へ入っていきます。ここはかなり寒々しい感じがするところで、ちょっと姿を消したいときにはぴったりの場所です( ̄m ̄)
小川を渡り~、
行く手を阻むかのような倒木を潜り抜け…、
到着。 昨年の夏、山の神さまの清掃のときに付け替えたしめ縄がきちんと下がっています。
途中、ひとしきり道草をしたこともあり、日が傾いて寒くなってきたので先を急ぎます。
次にというか最後は、この1年、何かあると度々寄らせてもらったお大師堂へ向かいます。来た道を少し戻り~、
いつもの見慣れた集会所の脇を通って、
遍路道まで出てきました。
満開の桜をめでながら横を通過すると、まもなくお大師堂に到着。
お堂にかかる赤い幕は、大平の年配の女性たちが古くなると交換するそうです。ここは歩き遍路道ということもあって、お遍路さんがよく手を合わせているところを見かけます。近くに住むY子さんが、毎日お大師堂と周辺の掃除をされているので、いつも気持ちよくお参りできます。合掌。
ほかにも大平には神様が各所におられたり、お参りする所もあるのですが、今日はこれでおしまいにしておきます。
以上、大平巡礼、道草込み1時間半コースでした。

2010年3月24日水曜日

大平のみなさま、関係者のみなさまへ

ブログ主です。
すごーく久しぶりの更新になってしまいました。

実は、ちょこちょこ大平行ってて、写真も記事もあったり、動いてることも多々あるのですが、諸事情により、投稿を控えておりました。
書き溜めているものについては、ちょっと落ち着いてから、まとめて公開いたします。

さて、津島町大平の丸太小屋大作戦と名づけて私がかかわらせていただいて、早いものでまもなく2年の節目を迎えようとしています。
その間、大平の皆さん、そして、津島町の皆さんには、本当に暖かなアドバイスやお志をいただいて、すごく幸せに仕事をさせていただきました。
今年度に入っては、力強い助っ人が4人来てくれて、盆踊りの復活や、亥の子の復活なども行うことができ、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

ふまえて、この事業を支援してくださっていた「新たな公によるコミュニティ創生支援モデル事業」が、「事業仕分け」で、3ヵ年予算のうち、1ヵ年を残して、根幹予算(国交省直轄分)以外は仕分けられたこと(このことについては、後日改めて説明します)、そして、この事業を主管しておりました「うわじま虹色ツーリズム協議会」も新たな局面を迎えることとなり、今年度末をもって、現行の「行政が事務局を持つスタイル」から「住民主体の組織」に自立する運びとなり、この事業を取り巻く状況も異なってきました。

で、お役所的に一息ついちゃったからかなぁと思うのですが、私、昨日異動の内示を受けまして、商工観光課から、教育委員会生涯学習課の公民館主事として、旧宇和島市内の公民館に異動することとなりました。

明日か明後日には、多分新聞記事に掲載されるだろうと思われるため、とり急ぎ、不安をもたれないよう、今後のことについて意思表明をと思い記事を書いているところです。
新しい部署の仕事は、仕事として、ちゃんと精励することを前提に、自分の中では、大平生活って、もう身体の一部になってまして、もちろん、後任にも、新たな公事業については、まちづくりや過疎高齢化集落の行く末の切り札の一つとして、つないでいくつもりではいますが、これからは、一個人として、末永く集落の皆さんと関わっていく気持ちでおります。

詳細については、まだ調整段階のことも多く、ここで公表できるとこまで至ってないのですが、異動してからも、このブログは、私自身が書き続けていきますし、大平にも、もちろん通います。
今年も盆踊りで歌います(笑)

新しい仕事は、今まで経験したことがない部局のことなので、まだまだ様子がつかめるまでは、こっちが滞ることも多いと思いますが、自分のペースで少しずつがんばりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
とり急ぎ、決意表明のみ!

2010年3月9日火曜日

事件ですか?

そぼ降る雨の中、外で作業をしていたらそろそろと近づく車の音がして、ふと顔を上げてみると目の前をパトカーが通り過ぎていった。
ん?パトカーΣ( ̄□ ̄;)。平穏な大平にパトカーなんて、似つかわしくない。何かあったのか? 事件? …なんてあるわけないから、逃亡者を追いかけてきたとか…。なんて考え出したら気になってきたので声を掛けてみると、何のことはないパトロールだそうで。ここ一年、大平でパトカーを見かけたのは初めて。けど、普段もパトロールには来られているそうです。ただいつもはオートバイで来るそうで、今日は昨晩の大雨もあり車にしたとのことでした。おつとめご苦労様です。やはり事件ではありませんでした(*^-^*)

2010年3月1日月曜日

炭焼き

いつもぼんやりしていて気が付かなかったのですが、何度も通りすぎたことのある道沿いに炭窯があるのを発見しました。大平はそこここに炭窯の跡があったりしますが、現役の炭窯はこれで二ヶ所目。
先日そこから煙が上がっているのを見つけ、次回炭焼きするとき見学をお願いしていたら、早速声を掛けていただきました。
この窯は10年ほど前におふたりで作られたものだそうです。補修などはしていますが今もガッシリとしていてまだまだ使えそうです。
勧められるまま中に入ってみると、初めは真っ暗で何も見えませんでしたが、小さなろうそくの灯りがともされていて、しっとりとしていて絵になりそうないい雰囲気でした。
丁度作業を始められたばかりのようでしたが、手を止めて説明をしてくださいました。炭窯でもっとも大切なのは、窯の一番奥にあるショウジという煙の引き口となるところで、これの出来具合で窯の良し悪しが決まるのだそうです。
木を詰めるときは、まず一番下に敷木という細い木を下に敷くそうです。
その上に炭にする木を立てていきます。これを立木(たてぎ)といいます。木はあまり隙間を作らないようにビッシリと詰めることと、あまり斜めにならないよう垂直に置いていきます。太さも形も違うので結構大変です。
立木の上に、盛木という細い木を乗せていきます。火入れが行われると、窯が徐々に暖められ天井付近にある盛木にまず着火し、その火が立木に伝うそうです。
この窯の内部は3畳ほどの広さがあり、結構たくさんの木が詰まります。
外に積まれた木を全て詰めてもまだ木が足らないそうで、火入れはまだ数日先とのことでした。またそのときには呼んでもらう約束をしましたので、続きはまた後日。