いつもぼんやりしていて気が付かなかったのですが、何度も通りすぎたことのある道沿いに炭窯があるのを発見しました。大平はそこここに炭窯の跡があったりしますが、現役の炭窯はこれで二ヶ所目。
先日そこから煙が上がっているのを見つけ、次回炭焼きするとき見学をお願いしていたら、早速声を掛けていただきました。
この窯は10年ほど前におふたりで作られたものだそうです。補修などはしていますが今もガッシリとしていてまだまだ使えそうです。
勧められるまま中に入ってみると、初めは真っ暗で何も見えませんでしたが、小さなろうそくの灯りがともされていて、しっとりとしていて絵になりそうないい雰囲気でした。
丁度作業を始められたばかりのようでしたが、手を止めて説明をしてくださいました。炭窯でもっとも大切なのは、窯の一番奥にあるショウジという煙の引き口となるところで、これの出来具合で窯の良し悪しが決まるのだそうです。
木を詰めるときは、まず一番下に敷木という細い木を下に敷くそうです。
その上に炭にする木を立てていきます。これを立木(たてぎ)といいます。木はあまり隙間を作らないようにビッシリと詰めることと、あまり斜めにならないよう垂直に置いていきます。太さも形も違うので結構大変です。
立木の上に、盛木という細い木を乗せていきます。火入れが行われると、窯が徐々に暖められ天井付近にある盛木にまず着火し、その火が立木に伝うそうです。
この窯の内部は3畳ほどの広さがあり、結構たくさんの木が詰まります。
外に積まれた木を全て詰めてもまだ木が足らないそうで、火入れはまだ数日先とのことでした。またそのときには呼んでもらう約束をしましたので、続きはまた後日。
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