丸太小屋プロジェクトも「新たな公」事業としては、終盤となりました。
来年度の財源の模索や「新たな公」たる人材確保の方法など、おおむね自分の中で整理ができたので、来週住民の方と意見交換してから、ブログの中で、今年度事業の最大のキモを発表したいと思います。
年内に比べて、年明けから、ブログ更新が、スローペースだったのは(実は、事務方作業を男の子にしてもらっているのですが)、自分の中でもいろいろと迷いや悩みや、様々な想いにとらわれる中で、うまく消化できてないっていうのが大きかったんですよね。
公平性を重んじる役人として「宇和島市民みんなのためになる事業」としてモデル化しなければならない部分と、大平ファン個人として、大平の住人の皆さん自身が、集落の行く末をどうしたいと思っているのか、その想いの行方を静かに支えたい部分とありまして、それがうまく両立する方向を考えると、難しくて重たいことも多くて、行き詰ってしまうんですよね。
でも、思い返せばこの事業、始まりから、まるで決められていたみたいに、行くべき方向に風が吹くんです。行きづまると、必ず打開する方法が不思議といいタイミングで目の前に落っこちてくるんですよね。
うーん。南光様のご意向か、はたまた山の神さまのご啓示かなぁ。
「たとえ人が居なくなったとしても集落は消えない」っていう概念は、誰に話しても理解してもらいにくいですし、あと20年くらいたって、宇和島でも、この問題が相当な深刻性を持った命題になってみないと、この方法が是か否かなんてのもわかんないんですしね~。
むしろ、中山間ブームがやってきてて、過疎地移住が大流行してたりするのかもなぁ。
そんなわけで、来月は全速力で行きます!忙しくなるぞーっ!!
2009年1月26日月曜日
人が住まない家は
荒廃するんですなぁ。今日は、島根から作野先生の代わりにはるばるやってきてくれた、Iちゃんを大平にご案内してきました。
今まで、あまりブログにはあげてこなかったんですが、いわゆる限界集落っぽい雰囲気のところも今日は回ってきまして、大平にも、結構たくさんある空き家(イタチさんとか、タヌキさんが住んでいるかと思います)というか、人が住まなくなった跡地を回ってみました。
中心市街部に立ってたら、災害時に崩落しそうな危険家屋となってしまうのですが、周り1キロくらい、確実に人が住んでいないところなので、このまま山にかえっていくのかなぁという感じ。
丸太小屋を新しく作るより、こういう空き家を改修した方がいいんじゃないかという意見も実はたくさんあるのですが、もう手の入れようがないケースが多くて、悩ましいところです。
今まで、あまりブログにはあげてこなかったんですが、いわゆる限界集落っぽい雰囲気のところも今日は回ってきまして、大平にも、結構たくさんある空き家(イタチさんとか、タヌキさんが住んでいるかと思います)というか、人が住まなくなった跡地を回ってみました。
中心市街部に立ってたら、災害時に崩落しそうな危険家屋となってしまうのですが、周り1キロくらい、確実に人が住んでいないところなので、このまま山にかえっていくのかなぁという感じ。
丸太小屋を新しく作るより、こういう空き家を改修した方がいいんじゃないかという意見も実はたくさんあるのですが、もう手の入れようがないケースが多くて、悩ましいところです。
シシ肉と赤めの煮物と、しいたけの菌うちをする日程の調整をしてきました。
前回お邪魔した際には、行方不明になっていた、にゃんこの「まみちゃん」が、なんと2週間ぶりに、無事帰還してまして!良かった良かった♪でも、寒かったし、ちょっとスリムになってました。
うつらうつら。
2009年1月25日日曜日
島根研修その後
2009年1月14日水曜日
懐かしい日本の暮らしとは
大平通いをすることになり、地域の皆さんのお話を聞くことで、自分の中にも、ちょっとした変化がありまして、モノを買う前に、「本当に必要なものかどうか」を、よーく考えるようになりました。
それは、大平のお母さんたちが、よくお話している
「あるもので生活するんよ~」
という、非常にシンプルな暮らしそのもののことだなぁと思いますし、買えば確かに手に入るものは多いのですが、逆に買わなくても死ぬわけじゃないものは、買わなくても案外不自由しないということでして(笑)。
何をいまさら当たり前のことでしょーと、各方面から(特に虹色つー研究員の皆様からは)叱られそうなのですが、これがねー、元々が脳みそ足りないもので、「実感」しないと、本当の意味で「理解」できないんです。
そんな「昔ながらの暮らしの知恵やレシピ」を学びたいとのことで、農家民宿開業準備中の宮本さんと、Sさんのお宅へ行ってきました。
Sさんにとっては、昔から繰り返してきた当たり前の生活なのですが、私や宮本さんから見ると、わぁ、すごいなぁと、尊敬することばかり。
まぁ、簡単にできることやってみますかねということで、すっかりおなじみになった、ポン菓子を作ることになりました。
↓あまりに大量の材料に、驚きながらも、すぐに順応する宮本さんの図
そして、またまた巨大なポン菓子がたくさんできました♪
それは、大平のお母さんたちが、よくお話している
「あるもので生活するんよ~」
という、非常にシンプルな暮らしそのもののことだなぁと思いますし、買えば確かに手に入るものは多いのですが、逆に買わなくても死ぬわけじゃないものは、買わなくても案外不自由しないということでして(笑)。
何をいまさら当たり前のことでしょーと、各方面から(特に虹色つー研究員の皆様からは)叱られそうなのですが、これがねー、元々が脳みそ足りないもので、「実感」しないと、本当の意味で「理解」できないんです。
そんな「昔ながらの暮らしの知恵やレシピ」を学びたいとのことで、農家民宿開業準備中の宮本さんと、Sさんのお宅へ行ってきました。
Sさんにとっては、昔から繰り返してきた当たり前の生活なのですが、私や宮本さんから見ると、わぁ、すごいなぁと、尊敬することばかり。
まぁ、簡単にできることやってみますかねということで、すっかりおなじみになった、ポン菓子を作ることになりました。
↓あまりに大量の材料に、驚きながらも、すぐに順応する宮本さんの図
そして、またまた巨大なポン菓子がたくさんできました♪
その後、味噌や甘酒のつくり方とか、山菜の美味しい料理のコツとか、シシ肉や鹿肉の美味しい食べ方とか(いや、教わっても、そもそもそんな肉、いくら宇和島でも、猟師さんの友達でもいなきゃ、普通の人は手に入らないんっすけど・・・。)楽しく、いろいろに暮らしの知恵を授けてもらいました。
できるだけ、自分の手で育てたものを使ってお料理を作り、おもてなしをしたいと語る宮本さん。夏の開業の時には、Sさんもお連れして、楽しくお祝いしたいなぁ。
またひとつ今年の夢が増えました。
2009年1月2日金曜日
正月早々
この日にセッティングした私も私ですが、気安くやってきてくださった徳野先生も徳野先生ですなぁ。
お正月帰省中のご子息の皆さんをターゲットに集落点検の続きということで、午後3時30分という中途半端な時間から、ゆるゆるとおやつをつまみながら、ぐたぐたやってきました。
前回「15年後の大平について」という宿題を出していただいてたので、それをみんなで考えながら、話し合いを持つことにしていたのですが、私のしきりも悪く(っていうかですね。この日ほとんど寝てなかったのですよ)なんだかんだで、いつものようにぐだぐた(笑)
ま、今回、S家さんちの息子さんたちやTよ島さんちのご兄弟も来てくださっていたので、いろいろとご意見をいただき、個人的にはとても収穫の多い年始の会議でした。
お正月帰省中のご子息の皆さんをターゲットに集落点検の続きということで、午後3時30分という中途半端な時間から、ゆるゆるとおやつをつまみながら、ぐたぐたやってきました。
前回「15年後の大平について」という宿題を出していただいてたので、それをみんなで考えながら、話し合いを持つことにしていたのですが、私のしきりも悪く(っていうかですね。この日ほとんど寝てなかったのですよ)なんだかんだで、いつものようにぐだぐた(笑)
ま、今回、S家さんちの息子さんたちやTよ島さんちのご兄弟も来てくださっていたので、いろいろとご意見をいただき、個人的にはとても収穫の多い年始の会議でした。
うーん、なんというか、ま、はなからわかっていたことですが、自分はこの集落の最大の理解者にはなれるかもしれないのですが、主役にはなれないわけで、黒子役として、精一杯お手伝いを頑張るってことで、自分的心の旅を終えた次第です。
新しいことやろうと思ったら、なんでも難しくて当たり前で、ずんどこ産みの苦しみや衝突の痛みを味わってしかるべきなんですけど、正直、大平来てぐたぐたやってる分には、人間関係で苦しみを味わうことがあまりないんですよね。とにかく、みんな良い人だぁ。
「申し訳ないけど・・・申し訳ないけど・・・」
ってお断りしてくれながら、一つ一つ言葉を選んでお話いただいたんですけど、全然申し訳なくないですら。
前に、千葉からやってきた青年に
「東京ですごーくいい人が、宇和島では普通の人くらい、みんな人がいい」
って言われたことがあるんですけど、
「宇和島市内で、すごーくいい人が、大平では普通の人」
って気がします。
ま、そんなこんなで、しかるべき方向性は、なんとなく見えてきたかな。
今年もはりきって、頑張ります!
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