このブログは、私shioと、現在、大平に暫定滞在中のsuwaが気ままに書いています。
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2009年12月5日土曜日

大野教授のお話

行ってきました聖カタリナ大学。
宇和島は早めに出たのですが、寄り道して行ったので、結局時間ぎりぎりに。
っていうか、聖カタリナ大学初めて行ったんですけど、学校見えてるのにどこから入ればいいのかわからず、右往左往してしまいました。
そんなわけで、会場。みっちり学生さんで詰まってました。一般の方もちらほらいらっしゃっていて、自分以外にも宇和島から来られていた方がいたみたいです。
で、お話の内容はというと、非常にベーシックな内容でした。
なかでも「予防行政」と「後追い行政」いうことを言われていまして、このケースで言うと、「準限界集落の間に、行政はなんらかの手をうつべきである」と言ったお話で、行政の施策は、何事も後追いになりがちで、後になればなるほど、コストがかかると「予防医療」とかと同じ概念だと思うのですが、まぁ、ごもっとも。

あとは、「草の根からの政策提案」が必要で、日本のシステムは、国→県→自治体→住民という形で、何事も上から降りてきていたが、今後は、草の根から政策をどんどん提案していくことが大事とのこと。

それから、自分も常々考えてたことなんですけど、「コンパクトシティという構想自体には、まったく否はないが、その周りの山や川は誰が守るのか、どんなに発展が遅くとも、ともに豊かになることができないのだろうか」と言ったお話をされていて、ほんとこの通りなんですよねー。「ともに豊かに」というのが、一番理想なんですけど、それにはやはり相互理解が必要なんだよなぁ。

うーん・・・と、まぁ、いろいろ考えさせられた講演でした。

最後の質問で、愛大の大学院の男の子から、
「都市住民という立場で、何かできることはないのだろうか」
という質問が出たのですが、
先生からは、
「内なる目と外なる目が必要で、現地に足を運ぶことが大事」
という回答でした。

基本が大事ってことですなぁ。
基本基本

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