このブログは、私shioと、現在、大平に暫定滞在中のsuwaが気ままに書いています。
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2008年11月4日火曜日

神事は不思議だ・・・・。

昨日は、本当にひやくて危うく風邪ひくかと思ったのですが、ことなきを得ました。
というわけで、元気に驚愕の!津島町統一秋祭りレポートです。

大平地区には、すでに神社はありません。そんなわけで、旧畑地村域は、三島神社の氏子さんとなります。
普通、神社の神事って午前中で、お旅所が午後っていう固定観念があったので、早朝来てみたのだけど、ここの三島さまは宮だしが、午後からなんだそうで、とりあえず人のいないところをぱちり。

この真ん中にある木なんですが、なんでこんなとこに生やしているのかよくわかんなかったんですけど、この後ものすごい光景と出会ってしまうなんて、このときは全然わからなかった・・・。


下に降りたところで、赤い集団を捕捉!あれは!!鹿に違いない!!!
やっぱり鹿さん@上畑地アダルトチームでした。
前日 も、家々を踊りまわっていたそうです。この日は小雨がぱらつくしめった地面。頭がぬれないように、踊らない間は、ナイロンでカバー。なんかかわいいぞ・・・。

少し踊れば、わらじも、ぐっしょりというわけで、交換されてました。
昔ながらの技術ですね。
しかも、缶コーヒーいただいてしまいました。縁起物やけん、もろときさいと言われ、素直にいただきましたが、しまったー!お花代も出してないのに。神様のお使いから、恵んでいただくなんて嗚呼ばちあたりな・・・・。
と、反省しながら、岩松方面へ逃亡♪
途中、岩松の三島神社の牛鬼くんと遭遇しました。

そんなわけで、岩松にちょっくら寄ってみたところ、makさんたち、商工会青年部の皆さんが、お船とほていさんの準備をされてました。ほていさんは・・・ちょっとしどけない格好をされてまして(笑)、子供たちの夢を壊すとまずいので、写真は控えました・・・。
続いて、清満方面へ。
なんか清満の方も、いろいろ神社ののぼりが立っていたのですが、名前が同じとこがいいかなと、三島神社へ。
ここは、10時から祝詞ということで、総代さんが、ぞろぞろと来られてましたが、思いのほか静かな感じでした。
ん?なんか視線を感じる・・・。
お馬さん!?なんで??
神馬なのだそうです。あー、びっくりしたー。お役目ご苦労さまでございます。
こちらは、三島神社って書いてある石柱の上のまーく。亀?すっぽん?河童?気になる・・・・。

途中、こちらでも家々を回っている鹿さんを目撃♪ここの鹿さんは、白いお顔で日焼けしてなかったです。お衣装も茶系で、秋らしい感じ。
ふらふらしているうちにいい時間になりましたので、畑地の三島さまに帰ってきました。11時から祝詞ということで、こっちの総代さんたちは、全員ネクタイにスーツ・・・・。うーん・・・・。古式ゆかしいというか、厳かやなぁ。
巫女踊りの女の子たちは、小学生とのこと。こっちでは、「浦安の舞」と言うのだそうです。
ずーーーーっと、「1、2、3、4」と掛け声をつぶやいているのが、よく聞こえました。けなげ。
午後1時から宮入りということで、お昼休憩。神主さんを先頭に、ぞろぞろ降りてくるところは、どうにも時代劇っぽくて、おもしろい光景ですなぁ。
練の皆さんもぞくぞくと到着してきました。えっ?こんなにみんな上に上がるの?狭くないっすか?
こんもりお山の中のお社なので、そんなに上広くないし。赤いお尻並べてる牛鬼さんたちは、下で待ってるんだろーなー。
と、思ってたら大間違い!みんな上がりましたよ!!
うわ、大変。下畑地の鹿踊り@ヤングチームも到着し、ぞろぞろとお宮入りです。
あがったところで、おみこしが登場し、神主さんにお祓いしていただいて、鹿さんが踊りだしたのですが、
後ろから上畑地@アダルトチームが、お祓い受けてるなと思ったら、
おもむろに踊り始めましたよ!
かくして、鹿踊り×2団体の競演。しかも、なぜかアダルトチームの方が踊るの遅かったのに、終わるのほぼ一緒だし。
あー、びっくりしたーと、息つくひまなく、宮だしが始まったのですが、太鼓さんが最初です。お作法としては、この榊の周りを三週するんだそうです。
続いて「鼻高」さんが、回っておりていったあと、四つ太鼓も三周・・・。なんかこれがものすごい勢いで、えーっと驚いたのですが、まだまだ序の口。
この後、 子供牛鬼と親牛鬼が、ものすごい勢いで大回転!!!なんでそんなに勢いつけて回ってるんですかーっ???

お神輿も、ものすごい勢いで回転!わけわかんねーーーー??
みんな出てった後には、榊・・・ぼろぼろになってますた・・・。
ところが、驚愕の神事はまだまだ続くのです。お旅所に移動となったのですが。
待つこと1時間。国道から見ると、山の手の奥にあるへんろ道を、ぞろぞろとやってくるお練りやお神輿や巫女の皆さん。
うーん。かなりシュールな光景だ・・・。
そしてT島さん率いるお神輿もお旅所に到着。ここでまた驚愕の出来事が!
四つ太鼓と牛鬼が競ってる・・・。子供積んだままだし・・・。
牛鬼とお神輿が競ってる!しかも、前後に一個ずつついてるし!牛鬼のお尻にお神輿くっつけるってあり???
今度はみんなで後ろ向き・・・。うーむ・・・・前後に動いてるのもわけわからんし。
勢いあまって、お神輿さかさまになってるし・・・!?その後、やっぱりすごい勢いで、みんなでお旅所を三周。お神輿は、お旅所に安置されました。
すると、おもむろに、ブルーシートと、むしろがしかれ、お供え物も勢ぞろいしたところで、神主さん、巫女さん、総代の皆さんすたんばい!
何事もなかったかのように、粛々と神事が行われました。もうこのあたりでブログ担当者目がテンになってたんですけど・・・追い討ちをかけるように、やにわに五つ鹿さん2チームが後ろで踊り始めまして、それをBGMに、何やらお祓いが始まりました。

それぞれの団体ごとに、代表者が玉串(でいいのかな?)をささげて神主さんが、お祓いしていきます。その間、鹿の皆さんおどりっぱ。
すべてが滞りなく終了し、今度はさっさと撤収。片付け早っ!

という、一日だったのですよ。
いやはや、びっくりしたなぁ。結構カルチャーショックです。地元では珍しくない当たり前のことなんだと思いますが、びっくらこきました。
こういう、摩訶不思議な地元の祭事って、調べてみるとおもしろいだろなぁと思います。
同じ日じゃなかったらいいのになぁ・・・。
お練にしろ、お神輿の継ぎ手にしろ、人口流出とともに、担い手がいなくなっていて、どこの地域でも存続していくのが大変と、よく聞きます。何かよい伝承の方法を考えていきたいものです。

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