本日は、Y下さんちに行く予定だったのですが、先様の都合で変更となり、Tよ島さんちに行きました。
お母さんに、昔の話を聞かせてもらったのですが、Tよ島さんちを始めとする大平の「茶堂」と呼ばれていた地域では、へんろ宿屋お菓子やさんなどもあり、昔は、たくさんのおへんろさんが巡礼に回られていたとのこと。
Tよ島さんちに今も残る看板を見せてもらいました。
「大平屋」だそうです。「木賃」の意味もわかんなかったのだけど、ようするに有料という意味だそうです。
Tよ島さんちのおじいさんは、とても信心深くてやさしい人だったそうで、道端で野宿しているようなおへんろさんも連れてきて泊まらせていたのだとのこと。しらみとかたくさんわいてて、そのおへんろさんが帰ったあとは、部屋中大掃除して、布団を綿まで開いて、お湯をかけて卵を殺し、もう一度ぬいあわせる作業をやっていたそうで、それがことさらつらかったのだとか。それでも、おへんろさんは、弘法大師さまだからと、招き入れるのをやめなかったのだそうです。すごーい。
なんだか、今回も心洗われるお話をたくさん聞きましただよ。
ちなみに、お庭では、最後のなっそ米が綺麗に干されてました。
大平の歴史におへんろ文化は、欠かすことが出来ない要素だなぁと学んだ一日でした。
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