このブログは、私shioと、現在、大平に暫定滞在中のsuwaが気ままに書いています。
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2008年12月11日木曜日

あなおそろしや

作業が遅れ気味なので、今日は珍しく丸一日デスクワークしてました。
事業と事業費の進捗状況を整理し、今後のスキームをあらあらたてたところで、月曜日の座談会のときに、大平の皆さんに見てもらえるよう、今まで撮りためた写真を整理(整理しただけ。編集してない・・・)。
その後、事業の成果物のひとつである集落調査報告書の中で、大きな部分を占める文献からの引用をざざっとすることにしました。
手始めに津島町誌から始めたら、きりがつかなくて、こんな時間になってしまったのですが、いやはや、津島町誌は非常によく出来てるわ。
当時「宇和島VS津島町 100年戦争」とまで書かれた宇和島市の合併協議会離脱事件も克明に記録されていて、ちょっと笑いました。
全部で1160ページある中から、関係する部分と、畑地、大平の記述が出てくる部分をぬいていって、ようやく230ページ。
もう少し、丁寧に読み込んで、スリムに編集しないとなぁって感じです。

でも、ほんとよく出来ててですね。
さすが「町」と思うのだけど、戦没者の方の名簿も全部入ってるんです。
昨日、M田会長のお宅で、大平のおじいちゃん世代の方は、戦争で亡くなられた方の割合が高い気がします、とお話してたのですが、きちんと名前が記載されていて、ちょっと感動しました。
個人情報保護もへったくれもない感じですけど、記録として残すことで、過去をみていくことや、その方の人生を思うことができますもんね。

あと、特筆すべきは、総農家数と経営農地面積の減少率かなぁ。
農林業センサスのデータですが、大平地区だけとりあげると下記のとおり。

総農家数
1970年:20戸→2000年:7戸
減少率65.0パーセント
経営耕地面積
1970年:1,908アール→2000年:405アール
減少率78.8パーセント

です。

ぐったり。
どこのご家庭でも、棚田のすばらしさは、今の比じゃなかった。もっとずーーーーーーっと高いところまで、棚田で綺麗だったよーって、聞かせていただいてたんですけど、数字で見ても納得。経営耕地面積なので、一概には言えんのですが、それにしたって、がっくりですなぁ。

はぁ。食料自給率をあげるためにも、農業やりましょー!

そんな、悲しくも楽しい「津島町誌」絶賛販売中。
3000円は安いっすよ!

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