お預かりしたままの南光院さまの巻物なのですが、宇和島市在住の伝師で、仏像を手がけておられるM田さんにご相談しました。
それによると、やはりIさんのお話されていたとおり、そのままの状態であったところのまま自然にしておくほうがいいとのこと。
綺麗にするのであれば、ちゃんと「シン」を抜く作業をしなければならないとのことでした。
しん?
奈良の大仏さまとかも、お顔のお掃除をするときに、大仏さまがそこにおわす状態では、お掃除できないので、その前にシンを抜く作業と、終わったらふたたび、入ってもらう作業をしているのだそうです。
なるほど!
「そもそも、「巻物」自体が、本尊であることが多く(嗚呼。ご本尊がうちの事務所に・・・)、そのもの自体が、奉られているのだから、中に書いてあるもの云々よりも、そのまま自然にあるべきものだよ。」
というわけで・・・いろいろ反省。
無知というのは、罪ですなぁ。
ご事情をもう一度会長にお話して、元の場所にお納めしようと思います。
中に何が書かれているのか、好奇心はあるのですが、もう開かないぞ。
南光院さまお騒がせして申し訳ありません。
27日に年の瀬のご挨拶に行きますので、お返ししてきます。
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