子どもたちが、家々を回って、丸い石からわら縄をひき、歌いながらお庭でついていくものなんですけど(うまく説明できない・・・)今度の大平ミニイベントは、この「お亥の子さま」です。
ブログ担当者が子どもの頃は、まだぎりぎり子どもの数がいた頃で、男の子しか参加してはいけないものだったんですが、兄が家で歌の練習をするのを一緒に聞いていたので、何故か歌だけはなんとなく覚えてます。
昨年、地域資源調査の段階で、Kさんに歌ってもらった歌詞を聴きながら、「ああ、おんなじ歌があるなぁ」と思っていたのですが、その後の様子を聞くと、なんか大平の場合、本谷と西谷で歌が違ったり、7番くらいまであるとかで、なかなか四苦八苦しているようです。
Kさんが歌ってくれたのは、下記の三つの歌詞なのですが、多分うろ覚えな感じ。
でも、最初の歌は、若干歌詞が違えど、津島町の他地域でも私の里でも歌われていたものと、きわめて近いです。
大平で亥の子された皆さん、歌詞違うやん!と思ったら、修正コメントください・・・(笑)
うまく聞き取れなかったとこもあるんですけど、ちょっとのっけてみます。
これ以外にもたくさんあるんじゃないかと思うので、収集にご協力お願いしますm(_ _)m
亥の子歌1
おーだいこーくーさーまーに
一に 俵ーふんまえて
二で にっこりわーろーて
三で 酒つーくって
四つ 世の中良いように
五つ いつものゴートクに
六つ 無病息災に
七つ 何事ないように
八つ 屋敷をひろめたて
九つ 米倉たてならべ
十で とっておーさめたー
おーさめたー
一に 俵ーふんまえて
二で にっこりわーろーて
三で 酒つーくって
四つ 世の中良いように
五つ いつものゴートクに
六つ 無病息災に
七つ 何事ないように
八つ 屋敷をひろめたて
九つ 米倉たてならべ
十で とっておーさめたー
おーさめたー
ちなみに出だしのところが
「一つ祝いましょう お大黒のお庭」から始まってるのが、どうも津島町の標準みたいです。あとの歌詞は全部同じです。
亥の子歌2
ねずみこがーねずみこが
(なんとか~)を渡るとき
カニに尻尾はさまれて
(なんとか~)を渡るとき
カニに尻尾はさまれて
おいたやのーおいたやのー
Kさんが歌ってくれたのは、ここまでなのですが、私の田舎では、この後こんな感じだった気がします。
「そこを通るおばさんよ、かーねに(?)薬はないかいな。薬は品々あるけれど、ごまの油をねってつけーねってつけー、いえーいえい 」
亥の子歌3
一ぶ にぶの木
三で 櫻の木
四ぶ しいの木
五で 御用の松
無垢の木
七つ なしの木
八つ やなぎの木
九つ こうの木
十で とべらのくーさい木
この歌は聴いたことないんですけど、木をモチーフにして、名前を覚えられるあたりが山里っぽいっす。津島の記録に「大漁よ」って繰り返す数え歌があるのですが、多分、これは大平では歌われてなくて海岸にしかないんじゃないかと思いますし。その地域地域固有の知恵が歌になってるんじゃないかと思うんですよね。
うーん。奥が深いっつーか、民族史としておもしろいなぁと思うんだけど、各地の亥の子歌、こういう感じで調査してくれる人いないんかなぁ。いないよなぁ。
ま、そんなわけで、10月お亥の子さま大作戦も、じわっとすすんでます♪
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