このブログは、私shioと、現在、大平に暫定滞在中のsuwaが気ままに書いています。
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2008年10月26日日曜日

名人とほごろ作り

農作業には欠かせない「ほごろ」「ほご」とも「ゆぐり」とか「もっこ」とも、いろいろな呼び方がありますが、こんな奴です。

今の若い子に聞いても全然通じません・・・(汗)天秤棒の両端にかけて、てけてけ物を運んだりしてたんですよ。



でもって、これが作るための道具。そうです。今日は、約束どおり、K島さんちに来て、ほごろ作りをすることに!

まずは、ふちの部分の芯になる縄を作ります。ビニールひもとわらを混ぜてないます。頑丈にするための工夫みたい。

しかし、この時点ですでに随分つまづき。縄ないの仕方を体得するのに、やたら時間がかかってしまいました。亀ちゃんと赤ちゃんはさすが早かった。おちこぼれだぽーん・・・。




次に、編むための縄を木にまきつけて仮止めします。これは、すぐできた♪

折り返す部分をあらかじめやわらかくするため、わらを叩きます。亀ちゃん楽しそう。ゴンちゃんの尻尾もリズムにあわせてふられてました。かわいい。
そして、いよいよ編み始めます。最初が肝心なので、念入りに。次第に細くしていかないといけないので、順番がありまして、これがなかなか覚えにくい。最初がこうで、次がこうでと、なんだか編み物みたいです。
私も教えてもらって、チャレンジ。今回は、調査員の二人のお買い物用に、短くて小さいものを作ろうとのことで、アレンジしている分、K島さんも慎重です。
途中、虹色ツーのアドバイザーとして来てくれていた安島先生と寺川先生もやってきて、わきあいあいと作業しました。
こちらの模様は虹色つーブログをご覧ください。
ときおり雨も降る曇り空で、外は結構寒かったのですが、いつの間にか、松ちゃんの隣でゴンちゃんがすやすや。右のお尻がぬくくて松ちゃんも助かったそうです(笑)
T島さんちのさっちゃんもやってきました。犬のおやつかなんかかと思ったら、自分で調達してきたイノシシの骨らしきものをかぷかぷ。田舎の犬はたくましい・・・。

よそ者がいるとなかなか姿をあらわしてくれない猫のまみちゃんも、今回は物見遊山。気がつけば「猫なべ」ならぬ「猫ほごろ」わらやから、あったかくて快適なのかも。
途中、休憩をはさみつつも、真剣に作業をすすめます。随分なれて、できてきました。

特に 亀ちゃんは、全部一人でやりあげました!最後まで自分ひとりで編んでピースです。ちなみにこのズボンは、農家の気分を出すためにと、K島さんからわざわざ借りて、はくという凝り性のA型。さすがに几帳面な仕上がりで綺麗でした。

続いて松ちゃんと私のO&B型コンビは、やや遅れてゴール。
あまりこだわらず、ざっぱに豪快に編みあがりました・・・(笑)。
ちなみにカメラゆやってもらっている網さんは、AB型だそうで、我々調査隊。かなりいいカルテットだということが発覚。
そんなわけで、ざっぱコンビ、仕上げに向かって折り目をつけております。
底の角になる部分の網目を補強して、最後に底を作ります。なんかゆきんこの帽子みたい。
ひっくりかえしてぎゅーっと押し込んですそを切ります。
仕上げに亀の甲羅模様に編みながら、底の内側と外側を綺麗にします。
紐をつけたら出来上がり!ちょっと他にはない(笑)
お買い物バックができました。底に布はるといいかなぁとか、お花いれるといいねとか、持つ紐をかわいい柄の布で作れるといいなぁとか、いろいろと夢が膨らみました。
ちなみに、この日岩松では景観シンポジウムが開催されていて、JとTくんが、私の代わりにお手伝いに行ってくれてました。そんなわけで、終わった頃、本体に戻って打ち上げに参加♪このレストランにこんなに人がいるとこ見たの初めてです。
ちょうど保田家さんで、焼き鏝の職人さんの話を聞いたとこだったので、いい職人さん情報はないかと話していたところ、U山さんが、これ見せてくれました。型にいれたのかと思ったら、なんと彫ってるんだそうです!!
今は廃業して、縁のあるところからの依頼しかされていないそうで、残念。酒屋さんやお醤油やさんもなんだけど、こういう製造の技術がなくなるのって惜しいなぁなんて思いつつ。
なんだかんだでだらだらと10時すぎまで居座ってしまいました。しかも今回なんもやってないのに、のこりのおかずやら、甘酒やら、ちゃっかりいただいてしまい満足♪O村師匠ありがとう♪♪
元気もらったところで、次回大平調査隊は、30日の予定です。今度はどこ行こっかなぁ。

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